嫁の父方が昨晩亡くなられた。
90歳を越えているので長寿だったと思う。いつも私に会うたびに、仕事は忙しいか?と声をかけてくれる方でした。
結婚当初は地元の男性が夫になるのを望んでいたようで、ちょっと残念そうであった。一緒に温泉でお風呂に入った事もある。私と年齢が離れすぎていたこともあって、話題が難しかったがとにかく真面目な印象の強い人でした。
仕事は公務員ですが、不良公務員ではないけれど出張が好きで、出張が多い部署に配属を希望されたと私に話してくれていました。
10年前までは足腰がまだ健康で、家族でパークゴルフなどして遊んでいましたが、最近はほぼ寝たきりの状態だったので、痛々しい様子だった。
いちばん印象に残っているのは焼肉屋に、家族総出でいって、お父さんは糖尿病らしくいきなり血糖値があがったようで、バターンと取皿の上に顔が突っ込んだように倒れてしまいました。救急車を呼び、病院に行こうとするとお父さんは意識を取り戻しなんと病院にはいかない!と取っ組み合いの喧嘩を緊急隊員としているではありませんか!
すげぇ お父さんと…病院が嫌いらしい、何をされるか分かっているようで。
この時私はなんて強くて頑固な一面も持っている人なんだと目をひん剥きました。普段見たことのない姿でしたので。
私の娘が、死の知らせを聞いてびえーんと、目を真っ赤にして泣いている姿を見て素直でいい子だと暖かい気持ちになった。娘の悲しむ姿は苦しい気持ちにもなるが…